住宅ローンの金利計算方法を紹介!利息や残高を計算しよう!

住宅ローンの計算方法

住宅ローンを計画的に返済していくためには、まず総支払額や毎月返済額に占める利息の金額などをしっかり把握してく必要があります。

今回は住宅ローンに関する計算方法を紹介しているので参考にしてくださいね!

※本ページにはPRが含まれます。

住宅ローンを計算にて明らかにする理由

住宅ローンを組む際、気になるのは総返済額ですよね。あらかじめ総返済額を明らかにしておくことで、住宅ローンをどこの金融機関を使って利用するかを決定する際にとても役立ちますよ!

ここからは住宅ローンの計算方法を紹介する前に、あらかじめ総返済額を知っておく意義を紹介していきます。

返済計画を立てるため

住宅ローンは最長で35年間というように長い期間をかけて返済していくものですので、返済計画を事前に立てておく必要があります。住宅ローンの返済では元金だけでなく利息なども含まれてくるので、想像以上に高額な返済額になってしまうことが多いのです。

住宅ローンを組んだ後にその大きさに気づいてもすでに手遅れですし、毎月の返済額に苦しむことになってしまうと予想されます。最悪の場合には、返済のために購入した家を手放す必要も出てきてしまうかもしれません。

シミュレーションに必要なため

毎月の返済シュミレーションをするうえで、総返済額を計算しておくと便利です。その金額がわかっていれば自然に毎月の返済額を把握することができますよ。

また繰り上げ返済額の目安も把握することができます。返済のシミュレーションをするために総返済額を知っておくっことは大切なのです。

金利タイプの比較に役立つ

金利の計算をするうえでも住宅ローンの計算は大切です。金利には変動金利と固定金利と2つのタイプがあるのですが、このどちらかを選択するかによって総返済額に大きな差が出てくるのです。

それゆえどちらの金利タイプだと負担額が少ないのか確認しておくためにも、住宅ローンの総返済額は明確にしておいた方がいいのです。

金融機関の比較に便利

住宅ローンは金融機関によって金利が異なるので総返済額も異なってきます。その金融機関を選ぶのかを決める際に金融機関を比較したいときも総返済額は目安になりますよね。

そのためにもあなたが住宅ローンを借りた際の総返済額を事前に知っておくことが必要なのです。

このように住宅ローンの返済にいくらかかるのか事前に確認しておくだけで金融機関に足を運ぶ手間を省くことができますよ!

住宅ローンの計算方法

計算で事前に把握しておきたい項目は毎月の返済額・総返済額・利息額の3つになります。

住宅ローンを無理なく返済していくためには毎月の返済額や総返済額が自分の経済状況に見合っているか、各実に返済できる額であるのか確認しておく必要があります。また、総返済額にはどれほどの利息がかかってくるのか把握していくことも大切です。

住宅ローンによっては毎月の返済で金利の方が高くなってしまって、なかなか元金が返済できないという状態になってしまい、結果的に総返済額が膨れ上がってしまうということもあるのです。そのような状況に陥ってしまわないために、利息額の計算もしていくことが大切なのです。

毎月の返済額を求める

毎月の返済額を求めるには以下の公式に当てはめて計算します。

返済額=借入額×[月利(1+利率)返済回数/(1+利率)返済回数-1]

月利という言葉は聞きなれない言葉かもしれませんが、1ヶ月当たりの金利のことをいいます。

35年ローン・元利均等返済の場合

計算式だけでは理解できないかと思いますので、実際に計算していきます。

  • 借入額:3000万円
  • ボーナス返済なし
  • 返済期間:35年
  • 金利タイプ:全期間固定型
  • 金利:1.00%
  • 返済方法:元利均等返済

以上のケースを想定して計算していきます。

毎月の利息は、

金利1.00%×1ヶ月/12ヶ月=1.00%÷12

と計算していきます。毎月同額を420回(35年×12ヶ月)で返済する際の計算をおこなっていきます。

3000万円×[(0.01/12)420回/(1+0.01/12)420回-1]=¥84,686

この住宅ローン条件では、毎月84,686円の返済をしていくということがわかりました。

総返済額の計算

元利均等返済は毎月同額を返済していく方法ですが、返済を重ねることで利息が減って元金の割合が増えていく仕組みです。毎月の返済額や残高から元金や利息の割合を計算で算出することができます。

毎月の返済額と同じように計算する場合は、3000万円かける金利1.00%×35年で計算することができます。しかしこれだと総利息が1050万円と高額になってしまうのです。

利息を計算するには毎月の残高に金利をかける必要があります。元利均等返済は残高が変わると利息も変わってくるので、毎回計算する必要があります。

初回利息の計算

初回返済の金利=借入残高×金利×1/12

3000万円×金利1.00%×1/12=25,000円

借入残高が3000万円の場合は初回返済に占める利息は25,000円であるとわかりました。

初回元金

返済初回の元金=返済額-返済初回の利息

84,686円-25,000円=59,686円

これは単純に返済から利息を引くだけになります。

初回返済後の残高

返済初回後の残高=借入額-返済初回の元金

3000万円-59,686円=2,994,314円となります。利息は銀行に対して支払っているものですので、その額が残高からマイナスされることはありません。

シミュレーションツールが便利

住宅ローンの計算方法を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。正直な感想は「めんどくさい」ではないでしょうか?

しかし毎回このような計算をする必要はないので安心してください。現在ではネットなどで住宅ローンのシミュレーションツールを利用することができます。借入金額や金利を入力するだけで簡単に残高や路側分の金額を計算してくれますよ!

住宅ローンの計算は先にもいったように大切ですのでぜひ参考にしてくださいね!