家を売却しながら、新居も探したいと考えているあなた。
確かに売りと買いを同時に進めることができれば、時間も節約することができ、スムーズに進めば金銭で困ることもありません。
しかし家の売却と購入を同時に進める際には、タイミングに気をつけなければ大失敗を招く可能性もあるので注意しましょう。
そこで今回は家の売却と購入を同じタイミングで進める際の注意点を紹介していきます。
※本ページにはPRが含まれます。
目次
先に新居を購入すると家の売却が不利になる?
まず気をつけて欲しいのが、家を売ったお金をあてに先に新居を購入してしまい、売却期間を制限してしまうことです。
この日までに売らなければならないと期限を設けてしまうと、どうしても売却価格を値下げしなくてはならず、買い手との交渉も不利になってしまいます。
そのため頭金ぐらいは自己資金で賄って、売却するタイミングが多少後ろにずれ込んでも、大丈夫なようにしておくのが理想的です。
理想的な新居が見つかったとしても、慌てて購入するのではなく、一旦売却を仲介する不動産会社と相談するようにしましょう。
査定額を基に予算を決めて家を探すのがベスト!
新しく購入する家を探す際には、まずは不動産会社に現在住んでいる家の売却価格を査定してもらい、予算を決めておくのがベストです。
不動産一括査定サイトを利用すれば、ネットから簡単に査定できるので、検討段階の方にもおすすめしてます。
おすすめの不動産一括査定サイトはこちらのページで紹介しています。
今の家がどれくらいの価格で売れるのか分からないうちに、新居を探し始めるのは危険です。
特に一戸建ての住宅の場合、購入時より大きく価値は下がっていることが多く、想像していたよりもずっと安く売らなければならないケースもあります。
そのためまずは不動産会社に査定を依頼して、査定額をめどに冷静に新居を探すことをおすすめします。
買い替えローンの停止条件に注意しよう!
家を購入する際に買い替えローンを利用する方は、停止条件には注意しましょう。
たとえば買い替えローンを契約する際には、「〇月△日までに家を売却できなければ、契約は白紙となる」というように停止条件が設けられます。
万が一家が売れなかったときに、多額の借金が残ることを避けるための救済処置のようなものです。
しかし売れそうな家であっても、停止条件で設けられた期間内に売れなければ、契約が白紙になる危険性もあります。
そのため買い替えローンを利用する際には、必ず停止条件を確認して、期間内に家を売れるようにしておきましょう。
引っ越しのタイミングを重視するなら妥協も必要
この日までに絶対引っ越したい!とタイミングを重視するのであれば、売却価格や新居のグレードは妥協することも必要です。
特に売却価格は買い手の要望に応じて、柔軟に値下げしてあげる配慮がなければ、早く売ることは難しいでしょう。
また期間内に家が売れなかったときには、金融機関からのつなぎ融資なども検討して、多少の出費を覚悟することも大切です。
理想的な家の売却と購入手続きの進め方
ここからは家の売却と購入を同時に進める際の、理想的な手続きの進め方を紹介していきます。
まずは不動産会社に査定を依頼する
まずは不動産一括査定サイトなどを活用して、不動産会社に査定を依頼しましょう。
そして新居への買い替えを検討していることも伝えて、最も要望をかなえてくれそうな不動産会社と契約するようにしましょう。
また引っ越しのタイミングなど要望がある方は、あらかじめ伝えておくようにしましょう。
そうすることで、期間内に売却できるであろう査定額を算出してくれるようになります。
※通常の査定では3カ月以内に売却できるであろう価格が査定額として算出されます。
査定額を基に購入する家・土地を探す
続いて不動産会社の査定額を基にして、購入する家や土地を探していきます。
基本的に売り手側が設定した売出価格よりも高く売れることはなく、また場合によっては買い手からの値下げ交渉もあります。
また引き渡し前にハウスクリーニングが必要になることもあるので、実際に売れる金額は査定額より若干低いと思っておきましょう。
その他に不動産会社へ支払う仲介手数料や税金なども支払わなくてはならないので、必ず手元に残るであろうお金を予算として考えるようにしましょう。
不動産会社と媒介契約を締結する
購入したい家が見つかったあとは、査定してもらった不動産会社と媒介契約を結びましょう。
媒介契約を結ぶことで正式に家を売りに出すことができ、市場に家の情報が公開されるようになります。
売り出し期間や売り出し方法も変わってくるので、媒介契約を結ぶ際には新居への買い替えを希望していることを伝えるようにしましょう。
また買い替えローンなど不安な方は、住宅ローンや買い替えに強い不動産会社と媒介契約を結ぶようにしましょう。
買い手を見つけて売買契約を結ぶ
購入希望者が見つかり、売却価格の交渉を終えたあとは、売買契約を結びます。
新居へ引っ越す日が決まっているという方は、引き渡し日など入念に確認して売買契約を結ぶようにしましょう。
引き渡し&新居への引っ越し
引き渡し日の数日前までに、新居への引っ越しを済ませておくのが理想的です。
買い手側もハウスクリーニングや鍵の交換など、引っ越し前に住ませておきたい手続きもあるので、早めに家を空けておくようにしましょう。
買取保証のある不動産会社もおすすめです
もし先に購入する家を決めてしまい、この日までに絶対家を売りたいという要望がある方には、買取保証のある不動産会社もおすすめです。
買取保証とは期限内に売却できなかった場合、不動産会社が買い取ってくれるサービスで、この日までに絶対売りたいという希望がある方におすすめです。
しかし買取保証の場合、市場で売り出すよりも若干売却価格は低くなってしまうので、金銭的に余裕がない方にはおすすめできません。
大手不動産会社であれば買取保証サービスを行っているところが多いので、検討してみるといいでしょう。