一戸建て住宅の価値は年々下がっていくため、築30年を超える中古住宅を売るのは難しいことです。
不動産会社に査定を依頼しても、タダ同然の査定額を提示され、驚いた方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は築30年を超える中古住宅を、少しでも売れやすくするコツをご紹介。
親が残してくれたけど処分に困っている…というあなた!ぜひ参考にしてくださいね。
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目次
なるべく多くの不動産会社に査定を依頼しよう!
中古住宅を売却する際には、まずはなるべく多くの不動産会社に査定を依頼することが大切です。
一戸建て住宅は不動産会社によって大きく評価が変わりやすいので、最も高く評価してくれる不動産会社を探す必要があります。
また大手の不動産会社だけでなく、地元の情報に詳しい不動産会社など、いろいろな種類の不動産会社に査定を依頼するようにしましょう。
最近ではネット上で手軽に査定を依頼できるようになっているので、日中の空いた時間を活用して手続きを進めることができます。
不動産一括査定サイトを活用しよう!
多くの不動産会社に査定を依頼するなら、不動産一括査定サイトを活用するようにしましょう。
不動産一括査定サイトとは、複数の不動産会社へ一括で査定を依頼できるサービスです。
査定サイトに不動産の情報を登録することで、加盟している不動産会社にデータが共有され、即時に査定を依頼できます。
もちろんどの不動産会社に査定を依頼するからは、任意で選ぶことができるのでご安心ください。
基本的に一括査定サイトのサービスはすべて無料で利用できるので、物は試しに一度利用してみることをおすすめします。
おすすめの不動産一括査定サイトはこちらの記事でも詳しく解説しています。
信頼できる不動産会社と専任媒介契約を結ぼう!
たくさんの不動産会社に査定をしてもらったあとは、最も高く売ってくれると信頼できる不動産会社と専任媒介契約を結びましょう。
専任媒介契約を一度結ぶと、三か月間は別の会社に仲介を依頼することができませんが、契約した不動産会社に販売活動を行うよう法的に義務付けることができます。
中古住宅の場合、不動産会社が積極的に売り込まなければ、なかなか買い手を見つけることはできません。
そのため最も信頼できる不動産会社と専任媒介契約を結んで、買い手を探してもらうようにしましょう。
専任媒介契約と一般媒介契約の違いは、こちらの記事でまとめているのでぜひ参考にしてください。
セールスポイントをどこにするかが重要!
不動産会社と媒介契約を結んだあとは、セールスポイントをどこにするか、担当者と相談しながら決めていくようにしましょう。
そのため実際に住んでみた感想や、便利だった点など、有利になる点は包み隠さず担当者に伝えるようにしましょう。
また不便だった点や、購入前に知っておいて欲しいマイナスポイントも、あらかじめ購入希望者に伝えておくようにしましょう。
築30年を超える中古住宅の場合、どこかしらに問題があるのではと、購入希望者は必ず怪しんでいます。
売り手側からあらかじめ欠点を伝えておくことで、購入希望者の警戒を解くことができ、信頼関係を結ぶことができるのです。
リフォーム・リノベーションも検討しよう!
築30年を超える木造住宅の場合、現状のままではなかなか若い人の興味を誘うことはできません。
そのためリフォームやリノベーションを行って、外観や内観を大きく変えることも検討しましょう。
もちろん改修費用は掛かってしまいますが、その分高額で売却できる可能性も高くなります。
若い人たちがターゲットの土地で中古住宅を売ろうと考えている方は、リフォーム・リノベーションを検討してみましょう。
築30年越えの建物なら解体も検討しよう
土地付き住宅で築30年を超えているなら、建物を解体することも検討してみましょう。
建物としての価値がつかないほど老朽化が進んでいるのであれば、土地だけにした方が売れやすいケースもあります。
解体費や整地費用は掛かってしまいますが、どうしても売れないときは解体も検討するしかありません。
土地だけであればこれから家を建てようとしている人や、投資目的で土地を探している人など、ターゲット層をさらに広げることができます。
不動産買取業者に相談してみよう!
市場に売り出しても売却できそうにないなら、不動産買取業者の利用も検討してみるといいでしょう。
不動産買取業者であれば瑕疵担保責任もないので、売却したあとに「ここが壊れてたから修理して!」というようなトラブルもありません。
早ければ一か月以内に売ることも出来るので、急いで中古住宅を処分したい方にはおすすめです。
しかし市場で買い手を見つけるよりも、売却価格は低くなってしまうので、売れないときの最終手段と考えておきましょう。
中古住宅の賃貸も検討してみよう!
中古住宅の場合、人に売るよりも賃貸物件として活用した方が、お得になる可能性があります。
賃貸物件であれば築年数が経っているからといって、大きく賃料が下がることはありません。
毎年の固定資産税分だけ稼げればいいという程度であれば、人に貸すだけでも十分に賄うことができるでしょう。
今は必要ないけれど、すぐに売りたいわけじゃないという方は、貸し家を検討してみるといいでしょう。
少子化が進む前に売却しておこう!
今後日本では少子高齢化が進み、一軒家の需要はどんどん下がっていきます。
そのため少子化が進む前に、家やマンションは売却しておいた方がお得なのです。
東京オリンピック後は日本の土地の価値は大きく下がると言われているので、今中古住宅を持て余している方は、早めに売ることをおすすめします。