新居への住み替えを考えている方の中には、住みながら家を売却するケースもたくさんあります。
しかし空き家の状態の家を売るのに比べて、現在進行形で住んでいる家を売却する際には、苦労する点や気をつけなければならないことも多いです。
そこで今回は住みながら家を売却する方の際に、気をつけて欲しい注意点を解説していきます。
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目次
内覧はモデルルームを参考にしよう
住みながら家を売却する際に一番の問題となるのが、購入希望者の内覧です。
実際に住んでいる家を他人に見せるのは、誰でも嫌なものですよね？
また内覧時にいい印象を与えることができなければ、購入が決まることはないので、細心の注意を払わなくてはいけません。
不動産会社の中には、最低限綺麗にしておけばいいという方もいますが、室内は清潔であることに越したことはありません。
またインテリアの配置や生活雑貨なども整理し、モデルルームのような理想の家の再現を目指すようにしましょう。
また内覧を成功させるコツは、こちらの記事でまとめているのでぜひ参考にしてください。
不要な家具は早めに処分しておく
内覧時には部屋をなるべく広く見せるような工夫も必要です。
そのため新居へ持っていく予定のない不要な家具などは、早めに処分しておくことをおすすめします。
部屋の中に荷物があふれていると、どうしても生活感が漂ってしまい、購入意欲を高めることはできません。
また捨てたくないけど普段は使わないようなものは、トランクルームなどを利用して、一時的に家から出しておくといいでしょう。
汚れが目立つならハウスクリーニングも検討する
あまりに汚れが目立つようであれば、ハウスクリーニング業者に依頼をして、綺麗にしてもらうことも検討しましょう。
特に台所や浴室などの水回りは、内覧時でも入念にチェックされるポイントの一つで、カビなどしつこい汚れが溜まりやすい部分でもあります。
一箇所程度であれば数千円で依頼することができるので、汚れが気になる方は業者に依頼することも検討するようにしましょう。
家を売却する前のハウスクリーニングについては、こちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
やっぱり空き家の方が売れやすい？
住みながら家を売却するよりも、空き家の方が売れやすいという不動産会社は多いです。
やはり他人が住んでいるのを内覧時に見てしまうと、どうしても自分たちの家になるという感覚が持てず、購入意欲がなくなってしまうからです。
そのため少しでも家を売れやすくしたいのであれば、早めに新居へ引っ越したり、一時的に親元の家に住んだりすることも検討していいでしょう。
また内覧時には家族に外に出てもらっていくなど、購入希望者にプレッシャーを与えないようにする配慮が必要です。
引き渡し日は入念に確認しよう
家の売却と購入を並行して進める場合、引き渡し日は入念にチェックするようにしておきましょう。
購入日の方が早い場合はいいですが、引き渡し日の方が早い場合には、新居へ引っ越すまでに身を寄せられる場所を確保しなければなりません。
そのため売買契約を結ぶ前に、購入希望者がいつの引き渡しを希望しているのか、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
新居へ前もって引っ越しておくのが確実
家を売却する際には、引き渡し日の数日前には新居へ引っ越しておくのが一般的です。
購入者としてもハウスクリーニングや鍵の交換、場合によっては改装も行わなければならないので、早めに家を空けておいてあげましょう。
賃貸物件であれば家賃が日割りで発生してしまうので、なるべくギリギリまで引っ越しは遅らせた方がお得ですが、持家であれば家賃を気にする必要はないでしょう。
新居が決まらないならハウスリースバックがおすすめ
新居の目処が立たず、なかなか家の売却手続きを進めることができない方は、ハウスリースバックをおすすめします。
ハウスリースバックとは、不動産会社に家を売却したあとでも、リース代を支払うことでそのまま住むことができる制度です。
そのため今住んでいる家に住んだまま、家を売ったお金を手に入れることができ、自分のペースで新しい家を探すことができます。
しかしハウスリースバックの場合、市場を使って一般の買い手に売る場合と比べて、売却価格は低くなってしまいます。
少しでも高く家を売りたいのであれば、不動産会社に仲介を依頼して、市場から買い手を探すことをおすすめします。
ハウスリースバックについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
不動産の買戻し・リースバックの仕組みと注意点
なお家を高く売るコツはこちらの記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。
家の売買は購入希望者の視点に立つことが重要です
家の売買は購入希望者の視点に立つことが何よりも重要です。
他人から見て自分の家がどう見えるかを考えて、内覧時の対策を練るようにしましょう。
住みながら家を売る場合、空き家よりも売れにくい傾向にありますが、内覧で良い印象を与えることが出来れば、逆に売れやすくすることも可能です。
信頼できる不動産会社と相談しながら、ぜひ理想とする家の売却を実現できるように頑張ってください！