家を売却する際には、ハウスクリーニングを業者に依頼するべきか悩みどころです。
家の中が綺麗であれば、内覧に来た購入希望者に良い印象を与えることができます。
しかし業者に依頼すれば安くは済まないので、メリットとデメリットを考慮して、ハウスクリーニングを行うべきか判断しましょう。
今回は家を売却する際に、ハウスクリーニングを行うべきか、メリットとデメリットを踏まえて解説していきます。
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目次
ハウスクリーニングをすると家を売りやすくなる？
ハウスクリーニングを行うことで、確実に家は売れやすくなります。
普段から家を綺麗に保っていると思っても、第三者からすると生活感が出てしまうものです。
長年の生活で染み付いたシミや汚れは、素人が一生懸命掃除をしたからといって取れるものではありません。
そして購入希望者にとって一番嬉しいのは、新築同然の綺麗に保たれた家なのです。
もし内覧希望はあるけど、なかなか購入まで漕ぎつけないと悩んでいるのであれば、ハウスクリーニングを検討してもいいでしょう。
水回りはプロじゃないと取れない汚れも多い？
家の汚れの中でも、風呂場やキッチンなどの水回りは、最も購入希望者が注目するところです。
しかし水回りのしつこい水垢やカビなどは、プロでなければなかなか新築同然にまで綺麗にすることはできません。
そのためハウスクリーニングを依頼するときには、水回りだけ依頼するなど、重点的に依頼するのも一つの手段です。
ハウスクリーニングをしたいけど、結局お金がかかって損するだけなのでは？
と心配な方は、汚れが目立つところだけ業者に依頼するといいでしょう。
一戸建ての住宅は庭や外壁も綺麗にしよう
一戸建ての家を売却する際には、部屋の中だけでなく庭や外壁も綺麗にするようにしましょう。
雑草が生い茂っていたり、外壁に汚れが目立ったりすると、第一印象を悪くしてしまいます。
しかし自分が住んでいる家は、なかなか客観的に見ることができず、購入希望者にどう見えるか冷静に考えることは難しいです。
そのため不動産会社に担当者に相談をして、どこを綺麗にするべきか訊いてみるといいでしょう。
一般的なハウスクリーニングにかかる費用は？
一般的に一戸建ての場合、一通りのハウスクリーニングを依頼すれば4万円～8万円程度かかるのが一般的です。
もちろん業者によって価格やサービス内容は異なるので、いくらでどこまで清掃してくれるのか確かめてから依頼するようにしましょう。
浴室や台所だけ綺麗にしてもらう場合、1箇所につき1万円程度はかかることになります。
部分的に集中してもらうべきか、家全体のクリーニングをしてもらうべきか、不動産会社の担当者と相談しながら決めていくといいでしょう。
ハウスクリーニング業者の選び方
ハウスクリーニング業者を選ぶ際には、値段だけで決めることは絶対にやめましょう。
悪質な業者に当たった場合、手抜き作業をされて、後々トラブルへ発展する可能性があるからです。
そのため過去に利用したユーザーの口コミや評判を参考にして、信頼できるハウスクリーニング業者に依頼するようにしましょう。
また不動産会社が提携している場合もあるので、媒介契約を結んだ不動産会社に相談してみてもいいでしょう。
ハウスクリーニングを行うタイミングは？
ハウスクリーニングを依頼するタイミングは、不動産会社に査定を依頼する前がおすすめです。
家の清潔度は査定結果にも大きく影響を与えるからです。
少しでも査定額を高くしたいのであれば、不動産会社に訪問査定を依頼する前にハウスクリーニングを済ませておきましょう。
家全体を清掃する場合には丸一日、部分ごとに集中して行うなら数時間はかかることになります。
ハウスクリーニングは義務ではない？
家の売買ではハウスクリーニングを行うことは義務ではありません。
そのため売れるのであれば、そのまま業者に依頼をせずに引き渡しても大丈夫です。
さすがに荷物やごみを放置したまま引き渡すのはよくないですが、常識的に掃除をして綺麗な状態に保っていれば問題はありません。
その後、ハウスクリーニングを行うかは買い手の判断となり、費用の負担も原則的に買い手のものとなります。
しかし買い手によっては、ハウスクリーニングが行われていないことを、値下げの交渉材料とすることもあるので、柔軟に対応するようにしましょう。
不動産会社からハウスクリーニング費用を請求さらたら？
もし家を売却する段階になって、不動産会社からハウスクリーニング費用を請求された場合、基本的に売り手側が支払う必要はありません。
契約内容にもよりますが、家の売却時にはハウスクリーニングを行う義務は設けられていないからです。
そのため買い手側の要望を、そのまま不動産会社が伝えてきているだけの可能性が高いです。
契約書に「現状引き渡し」と明記されているのであれば、ハウスクリーニング費用を負担する意思はないと伝えておきましょう。
またハウスクリーニング費用を請求してくる買い手の場合、その他にもいろいろと細かな要望を伝えてくる可能性があるので、担当者と相談しながら対応すべきか判断しましょう。
もし担当者が信用できなかったり、買い手との交渉が面倒になったりしたときには、売買契約自体を無しにすることも検討した方がいいでしょう。