不動産界隈では最近、reitという言葉が良く聞かれるようになりました。
reitとは、投資家からお金を集め、不動産運用をするもので、投資証券を発行して、幅広くお金を集めます。
投資家から集めたお金で不動産を運営し、得た利益は経費を控除するのに使い、残りは投資家へ分配していきます。
不動産投資は大変高額な元手が必要ですが、reitはリスクを最小限におさえ利益を得ることができます。
reitを上手く生かすためには、戦略をしっかりたて、運用していくことが不可欠です。この記事では、運用のポイントをわかりやすく紹介していきます!
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目次
注目のreit!そのメリット3点とは?
reitが近年注目されている理由は、大きくわけて以下の3つです。
- 利益低下の可能性が低く、税金がかかりにくい
- 流動性が高い
- 100万円以下の元手ではじめられる
利益を分配することで課税をおさえることができる!
reitは、賃料を元手に実行していきます。そのため、不動産相場が全体的に下落したとしても大きな値下がりはないのがメリットですね。
また、利益を分配する仕組みとなっていますが、9割以上分配をすれば、法人税などの課税は免除となります。
タワーマンションをそのまま購入して賃料を得るよりは利益は見込めないですが、その分リスクも少ないです。
reitは不動産投資をしたことのない方でも手が出やすいのが特徴です。
不動産投資でありがちな”身動きできない”状態を防げる!
一度物件を買って賃貸経営をすると、せっかく資金がたまってステップアップしようと思っても時間がかかります。
こちらの記事で紹介しているように、業者との契約から買い手探し、引き渡しまで一連の流れを踏まなければならず、半年近くはかかります。
reitの場合、権利の売買が容易で、証券会社を通じて取引できます。更に、物件の運用も自らおこなう必要がなく、信託することができます。
そのため、入居者管理や維持の手間もかからず、住民とのトラブルも防ぐことができます。
数十万円の元手で投資をはじめることができます!
投資用物件は最もメジャーな1Rマンションでも数百万円が売却相場となっており、家族用のものになると数千万の値打ちが付きます。
ところが、reitの場合は他の投資家からの支援を受けるので、大体30万~120万円程度の出費ではじめることができます。
1件ごとのリスクが低いので、複数物件を同時に運用していくこともできます。
不動産の実物所有はできないので注意!
reitは権利を売却・購入するものであり、従来の投資のように現物が対象になるわけではありません。
実際の物件であれば、賃貸・売却といった方法を適宜選ぶことができたり、相続をしたり、建物を立て壊して土地活用をしたりもできます。
不動産というのは一般の方が持つ最高額の固定資産で、所有しているだけでも多くのメリットがありますし、もちろん住まいにすることもできます。
この点はreitと通常の投資では大きく異なるので、注意しましょう。
reitを成長させるためには上手な不動産売却が不可欠
reitの規模・利益は、投資した不動産の価格に依存します。
そのため、投資する不動産自体を買い換えて、大きくしていくことが大切です。
ただ、売却・購入を繰り返して利益を増やしていく投資プランは非常に難易度が高く、市況・相場の推移を読み取って買い替えをおこなわなければいけません。
はじめる段階では元手が少額でOKなので取っ付きやすい投資ですが、トータルで考えるとやはり十分な費用が必要になります。
不動産をいつ売却するかの読みも重要です
前述の通り、資金さえ潤沢にあれば投資の可能性は高まります。
しかし、少額の元手を大きくすることこそが投資の醍醐味ですよね!しっかりと相場の変動を見極めることができれば、こうした戦略も実現可能です。
現在は2020年の東京オリンピックに向けて不動産需要が高まっており、高値売却が見込めます。
一方で2020年以降は需要の低下、少子高齢化が相まって価格相場は一気に落ちると考えられます。つまり、このタイミングで、五輪以前の利益を元手に安く投資物件を購入できるということです。
このような時代を読む力が、投資家には必要となってきます。ただ、2020年以前は五輪開催が指標になるので、初心者でも予測しやすいのが嬉しいですね。
初心者が投資感覚を養う方法としてもおすすめ!
少額で始めることができ、時機を読みながらの購入・売却が経験できるreit。
不動産(現物)投資をおこなうにあたって、実践の中で感覚を養う方法としても非常に有効です。
reitは初期投資が少なく、リスクも低めなのも初心者には嬉しいですね!
時期によって優位性が大きく変わるのが不動産投資ですが、現在は非常に良いタイミングだと言われています。
ただ、利率が高いということはその分リスクも高まっていると言えるので、十分注意しましょう。