太陽光発電はローコストで利益が出やすい!相続した土地の活用におすすめ

2006年前後から少子高齢化が進展し、更に核家族化も進行したことで、マンション・アパートに移り住む人の数が増加しています。

一方で人口減少は進展しているため、地方では相続した土地を持て余している人も増えています。

核家族化によって現代人の地縁・血縁意識が薄れたのも処分件数が増えた一因だと言われていますが、ご先祖様が苦労して残してくれた資産ですから、処分せずに上手く活用していきたいですよね!

今回は、相続した土地の使い道がないという方におすすめの活用法である太陽光発電活用について紹介していきます!

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土地の太陽光発電活用は今後主流になる?

2016年4月に電力自由化が解禁されたことで、今後は太陽光発電が土地活用の主流になると考えられています。

電力自由化以降、市場に組み込まれ、価格競争が激しくなった電力業界にもCSR(企業の社会的責任)やマーケティング3.0(商品の社会的価値PR)の必要性が増ししており、リーズナブルさを宣伝するだけでなく「うちの提供する電気は社会のため、地球環境のためにどんなメリットがあるのか」という点をPRする企業が増えてきました。

こうした流れに最も適している発電方法が、地球環境にやさしく、震災後の計画停電以降特に注目されている太陽光発電であり、そのため多くの企業が太陽光発電を提供し始めたり、優先的に安いプランを売り出したりしているのです。

田舎の土地も太陽光発電活用で利益をあげられる!

電力会社としてもプッシュしやすいプランである太陽光発電ですが、個人が土地を太陽光発電利用するメリットとしてまず挙げられるのが、収益化できる可能性が高いということです。

発電した電力は、電力会社が定額で買取をしてくれるので、安心して収益計画が立てられます。

相続した土地に建物を建てて賃貸経営する場合、まず借主が付くかどうか不明確です。

また、たとえ借主が付いたとしてもいつ手放されるか予測できませんし、「手放す」と言われれば貸主が止める手立てはありません。

太陽光発電はパネルを設置さえすれば信頼できる企業から安定した収益を得られるのが嬉しいですよね!

日当たりが良ければどんな地域でも利益を得られる!

土地の価値は、立地に大きく影響されます。

たとえば、東京都の土地相場は6,500万円前後であるのに対し、最も土地評価が低い秋田県の相場は500万~700万円となっています。

このように、土地を使って利益を得ようとする時は必ず課題としてあがってくるのが立地の問題ですが、太陽光発電はこうした問題とは無縁です。

日当たりさえ良ければ発電は可能ですし、電力会社の買取額も全国で一定なので、地価によって価格が変わることはありません。

逆に相続した土地が田舎にあり、相場が低い方が固定資産税が安くて済みますし、タワーマンションや高層ビルが周りにないので太陽光発電に適しており、利益も多いと考えられます。

デメリット買取価格の減少と環境変化の可能性

太陽光パネルの設置は土地活用の中でも比較的簡単で費用が安く済む方法ですが、デメリットも大きく分けて2点ほどあります。

まず1つ目に挙げられるのが、以下の表にあるように、売電利益が年々減少しているということです。

出力抑制がある場合 出力抑制がない場合
2015年 35円/kWh 33円/kWh
2016年 33円/kWh 31円/kWh
2017年 30円/kWh 28円/kWh
2018年(予定) 28円/kWh 26円/kWh

こちらは電力1kWhの買取価格がどう変化しているかをまとめたものですが、毎年2、3円ほど減少しています。

太陽光パネルの導入費用も一時期に比べて安くなっているので単純に昔と今を比較することはできませんが、これからパネルの設置を考えている方にとっては良くない傾向ですよね。

いつまでも土地の日当たりが良いとは限らない

「この土地は日当たりが良いから太陽光パネル設置に向いてそう!」と思っても、いつ高い建物が周辺に建ち、日光が遮られてしまうかわかりませんよね。

高い建物だけではありません。天気が悪い日が続けば、安定した発電量が見込めなくなってしまいます。

また、太陽光パネルは通常日当たりの良い南向きに設置しますが、南隣の住民に「日光が反射して眩しいので向きを変えてくれ」と言われれば、訴えられる前に向きを変える必要があります。

たとえ相続した土地が田舎にあったとしても、10年後に近くに大きな工場やビルが建っている可能性は十分あるので注意が必要です。

相続した土地の活用は長期スパンで考えるべし

ここまで、相続した土地に太陽光パネルを設置するメリットとデメリットを紹介しました。

かつて、バブル期に山林地や農村地を買って運用するのが大流行しましたが、バブル崩壊後にこうした土地は使い道がなくなり、持ち主本人も買ったのを忘れていることが良くあります。

近年、バブル期に騙された価値の低い土地を急に相続して困っている方が急増していますが、前述の通り、こうした交通の便の悪い土地には太陽光発電利用がおすすめですよ!

最初の設置費用以外にコストも特にかからないので、自分の子供たちに相続する場合も、余計な負担をかけることがないのが良いですよね!

安定した収益を見込めて、環境にも自分の子孫たちにも優しい太陽光発電ですが、その他にもたくさんの活用方法が存在するので、以下の記事を参考に、自分に合ったものを選ぶのがおすすめです!

初心者でもできる!土地のおすすめ有効活用法