土地活用で高額利益を得るためには、更地をそのまま貸し出したり、わずかな手間を加えて駐車場にして経営したりするよりも、建物を建てて貸す方法がおすすめです。
ただ、建物を新築すると費用も高額となるので、実行できる方は限られてきます。
「費用はそんなに出せないけれど、お金も欲しい」という方に近年人気の土地活用法が、トランクルームの経営です。
トランクルーム経営をしている人の数は増えており、今後大きなチャンスも見込めますよ!
今回は、土地をトランクルーム活用するメリットを紹介していきます。
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目次
土地のトランクルーム活用は初期投資が低く利回りが高い!
トランクルームとは、家に置ききれない荷物などを保管してくれる収納スペースのことで、荷物を保管したい人が運営者と契約をし、お金を支払うことで経営が成り立っています。
屋外に収納スペースが設置されているコンテナ型と、屋内に収納スペースが設置されているルーム型があり、リーズナブルなコンテナ型は郊外に多く、コストは高いがしっかりした荷物の管理ができるルーム型は都市部に多い傾向にあります。
欧米では当たり前に利用されてきたサービスですが、近年は日本でも需要が拡大しています。
特に首都圏では収納スペースがない賃貸物件が多数あるので、需要が高く、すでに都内各地に多数設置されています。
200万円ほどの初期費用で経営できる!
土地にトランクルームを設置し、運営するために必要な準備は以下の通りです。
- コンテナの設置
- 駐車場の設置
- 看板の設置
需要に応じて監視カメラやライトを設置する方もいますが、基本的には場所を示す看板と駐車場と収納スペースがあればトランクルーム経営は可能です。
コンテナの設置は1基50~100万円ほどの費用がかかりますが、タイプによっては1基に仕切りを加えて収納スペースを6部屋ほど作ることができるので、部屋数の多いコンテナを2基準備すれば十分トランクルームとして成立しますよ!
駐車場と看板もどれくらいの規模のものを設置するかによって費用は違いますが、100万円あれば駐車場と看板を設置してもお釣りがくるほどです。
合計で200万円あれば、更地から始めてもそれなりの設備を設置することができるということですね!
アパートや店舗を新築して賃貸経営する場合は最低でも数千万円はかかるので、トランクルーム経営は土地活用の中でもリーズナブルだということがわかります。
アクセスの良い土地なら高利回りで経営可能!
2基のコンテナを計12部屋に区切った場合の広さはそれぞれ2畳弱ほどで、賃料の相場としては月4,000円前後というのが妥当のようです。
もし、12部屋全てが1年間埋まっていたとすると、4,000円×12(1年の賃料)×12(部屋)=57万6,000円の利益となります。
前述の通り初期費用が200万円だったとすると、アクセスが高く需要の高い土地であれば活用後4年で回収できる計算となりますね。
他の活用方法に比べると利益が高いわけではありませんが、その分利回りも良いので、手軽に土地活用を始めたい方におすすめですよ!
土地のトランクルーム活用は将来性も抜群!
土地のトランクルーム活用は、前述の通り初期費用もすぐに回収することができるお得な方法ですが、今まで日本では収納スペースを借りること自体が珍しく、あまり需要がありませんでした。
しかし近年では都市圏の手狭な住宅暮らしを見直して、快適に生活しようという動きが進んでおり、収納スペースを借りる人が増え始めています。
トランクルームは良い立地のものから優先的に借りられますが、今は設置数自体もそこまで多くないので多少アクセスが悪くても利益が見込めるのではないでしょうか。
競合が周辺地域にいると土地活用で利益を得るのは非常に難しいため、人々の需要が拡大しており、市場も拡大し始めた今こそベストタイミングだと考えられます!
生活に向いていない土地ほどトランクルーム活用に向いている?
道路や線路が近くてうるさい、人通りが多い、敷地を出るとすぐ道路がある…。このような土地の特徴は、新居の購入希望者などに売却するときには大きなマイナスとなります。
ただ、こうした欠点は裏を返せば、近くに多くの人が暮らしている、アクセスが良いということになるので、トランクルーム経営には向いているということになります。
一度売り出したが売れ残ってしまった土地でもトランクルームを設置して利益が出たということも良くありますよ!
土地に合った活用方法を選択しよう!
ここまで、土地のトランクルーム活用のメリットを紹介しましたが、一方で150~200万円程度ではあるが初期費用がかかってしまう、利益が立地に左右されるというデメリットも存在します。
もし、初期費用が気になるという方は駐車場を設置して貸し出すか、更地をそのまま貸し出す(貸地)のがおすすめですし、立地が気になるのであれば、日当たりが良ければどこでも同額の利益を見込める太陽光発電がおすすめです。
以下の記事にさまざまな土地活用の方法がまとめられているので、参考にしながら土地や貸主の状況に合った方法を選んでいきましょう。