マンションの築年数と売却額の関係を徹底解説!

マンションを高額売却するために最も重要な要素はなんでしょうか?

広さ、立地、日当たりなどさまざまな回答が返ってくることと思いますが、不動産業界では築年数が最も重要だと考えられています。

物件の査定をする場合、立地や階数などのさまざまな項目に評点をつけて、その総合点で価格を決めるのが一般的ですが、配点が最も高い項目が築年数です。

今回は、マンション売却の最重要項目である築年数について解説していきます!

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マンションの売却額は築年数に大きく左右される

当たり前ですが、中古マンションの購入を希望する方は、価格と質のバランスを見て新居を決定します。

あまりに新しくても価格が高すぎますし、古すぎてもダメだということですね。

実際に市場に売却に出されているマンションを見ると、10年前後の物件が一番人気のようです。

この、築年数10年というのがマンション売却では大きな目安となります。

マンションは築10年を超えると一気に売却しにくくなる

築10年というのは、購入希望者からみても信頼できる数字です。

たとえば、築3年のマンションが安値で売却に出されても「何か事故があったか、大きな欠陥があるに違いない」と誤解され、買い手はつきません。

マンション売却においては必ずしも新しいのが良いわけではなく、築10年がやはりベストなのです。

築10年を過ぎると、一気に古いイメージが付いてしまい売れなくなってしまいます。10年の前と後では、だいたい価値は半分にまで下がってしまうので注意が必要です。

今後は売れるマンションの築年数は伸びていくかも?

そもそも、現在の市場で築10年の物件が人気なのは理由があります。

それは、大規模な合併や都市開発がおこなわれたのが今からちょうど10年前で、都市部でおこなわれるサービス業に従事するために郊外の若者がどんどん移り住んできた時期と重なるからです。

都市部の物件の需要が高まったことで、狭い面積でも多くの人を住まわせることのできるマンションがどんどん建設されていきました。

現在は少子高齢化やサービス業の郊外への進出などもあり、かつてほど都市に移り住む人はいないので、当時の新築マンションが売却されているということです。

建築技術の進展もあり、現在は中古物件も以前より長持ちするようになってますから、今後は売れる年数はどんどん伸びていくのではないでしょうか!

中古マンションを高額売却する方法を築年数別にご紹介!

マンションが売れるかどうかは、築年数が大きく関わるという旨をご紹介しましたが、だからといって築10年の物件なら放っておいても高値で売れるとは限りません。

むしろ、それくらいの築年数だと競合が多すぎて、何か個性がないと埋もれてしまう可能性も高いです。

このように、マンションを高額売却したいなら築年数に合わせた対策をとっていく必要があります。

ここからは築年数に応じた対策の方法を紹介していきます!

築5年以内のマンションは意外に売却時期が伸びるかも?

離婚や転勤など急な事情があって、購入して直ぐに物件を売却しなければならないこともあります。

新築同様のマンションを新築よりも安値で買えるので、やはり築5年以内の物件は人気が高いです。

高額なのが玉にキズではありますが、そもそも新居を購入する方は十分な準備金を持っているでしょうから、そこまで成約に影響するとは考えられません。

ただ、築浅物件を探している人に効果的に宣伝するのが難しいので、ミスマッチが頻繁に起こることも考えられます。

例をあげると、物件の広告をポータルサイトに掲載する際、築浅物件でも「中古物件」カテゴリに載せられますよね?

ただ、中古物件を探している方のほとんどは築10年ほどの安値を求めているので、意外にマッチングは難しいのが現状です。

不動産業者と相談して、効果的な販売活動をしっかり考えておくことが大切です。

築10年のマンション売却は強気の売り出しが勝負をわける!

売りに出されるマンションの中で最も多いのが築10年前後のものです。

市場で最も多いタイプなので、値引き競争が起きがちです。

周辺地域にある同じような物件が、自分の物件よりもかなり安値で売られているというケースも珍しくありません。

こうしたマンションの売却を成功させるには、逆に強気の価格設定をすることが大切です。

積極性のある不動産業者に依頼することをおすすめしますよ!

築10年以上の場合は独自のメリットを宣伝していくべし

10年を超えた物件が全く売れないかといえば、そんなことはありません。

価格が安い、短期のローンで済むといったメリットがしっかりとあり、むしろこれくらいの年数の物件を好んで選ぶ方もいます。

ただ、買い手が心配なのが、やはり物件の劣化でしょう。

こうした懸念を払拭するためにも、広告に「リフォーム費はこちらが負担します」という文章と載せておくのがおすすめです。

物件ではそこまでアピールできなくても、相手の手間とコストを省いてあげることで一気に売れやすくなりますよ!

思い立ったが吉日!売却に挑戦してみよう

ここまでマンション売却と築年数の関係を説明しましたが、実際は築年数を意識して売却の有無を決定する方はかなり少ないでしょう。

多くの方は思い立ったとき、必要に迫られたときに売りに出すので、多少年数が古くても全力で買い手を探さなければいけません。

自分の物件を客観的にみて、築年数に応じた方法をとりましょう!