新築の一戸建てを購入する方の多くは、マンションに住んでいた方でしょう。
マンションから一戸建てへ引っ越すときに、以前の物件を売却し、その利益を購入費の足しにすることを住み替えと言います。
この住み替えをおこなうときにはいくつかの注意点があり、知らないと後でトラブルになりかねないので注意しましょう。
この記事では、そんなマンションから一戸建てへ住み替える際の気をつけてほしいポイントを解説していきます!
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目次
マンションから一戸建てへ引っ越す際はまず購入費と新居の状態をチェック!
住み替えをおこなうときは、まず今の住居を売ってどれくらいに成るかのシミュレーションをしっかりおこないましょう。
マンションと一戸建てを比較すると、前者は建物のみの取引であるのに対し、一戸建ては建物と土地の取引なので、価格の差は大きくあります。
建物のみを売って、一戸建ての購入費を全て賄うのは至難の業です。そのため、貯蓄と物件の売却費用を合わせて新居の購入費に届くかどうかをまずは査定をして確認しましょう。
もし新居購入費が足りない場合は中古の物件を購入することになるでしょう。
この時に買ってはいけない家の特徴が以下にまとめられているので、チェックしてください!
マンションから一戸建てへ引っ越すメリット
まず、1つ目のメリットとしては、タイミング次第では物件を有効活用できるという点が挙げられます。
不要なマンションをお金にしたいと考えた場合、賃貸経営をはじめる方も多いです。
ただ、賃貸経営が軌道に乗る前に築年数が経過していきますから、収入は少ないのに維持費がどんどん高くなります。
よほど立地が良く広い物件でなければ、まだ築浅の時期に売却してしまったほうが効率よく収益化することができますよ。
単純に居住用として考えれば、良いタイミングで売り、広いマイホームをゲットできるのは魅力的ですよね!
中高齢者の方にも住み替えはおすすめできます!
マンションから一戸建てへ住み替えるのは、30~40代の比較的若い家族が中心です。
それ以上の年齢になると「今更住み替えをしたところで…」という気持ちになる方が多いようですね。
ただ、マンションから一戸建てへの住み替えは、中高齢者にもおすすめできます。
その理由の1つが、子孫に相続できるということです。
マンションの意思決定権は最終的に土地の所有者が持つので、外から依頼を受ける可能性もあります。
一戸建ては土地ごと所有することができるので、転用性も高いですよ。
マンションから一戸建てへ引っ越すデメリット
一方、戸建てへ引っ越すデメリットとしては、マンションの相場が安いときに売却し、戸建ての相場が高いときに購入してしまう可能性があることです。
土地と戸建ての相場は比較的連動していますが、建物と土地の相場は食い違うことが多々あります。
土地相場は国が決めた評価額に大きく影響されますが、建物の場合はそれぞれデザインも異なるので、市場価値が大きく相場に影響します。
早い段階から不動産会社に相談をして、良いタイミングを見極めることが重要ですよ!
マンションから一戸建てへの住み替えはローンの扱いに注意!
住み替え用語に、売り先行・買い先行というものがありますが、これは旧物件の売却と新居の購入のどちらを先におこなうかということです。
既に旧物件のローンを完済している場合や、残債がわずかの場合は売り先行がベストですが、売却代金を入れても返せるかわからない場合は売り・買いを同時進行します。
マンションから一戸建てへ住み替えるケースで、かつ残債が残る場合は、買い換え特約というローンを利用するようになります。
買い換え特約の仕組みと借りる手順
マンションの売買契約が進んでいくと、カギの引き渡し時に買い手から代金をもらいます。
新居の購入費と残債から、この代金を引いた金額を、買い換え特約では借りるようになります。
買換え特約を借りる流れは、以下の通りです。
- 買い手から代金を受け取る
- 買い換えローンの融資を金融機関に実行
- 代金+買い換えローンで旧物件の住宅ローンを完済
- 残りのお金で新居購入費を支払う
マンションから一戸建てへの住み替え時は高額売却をまず目指そう
買い換え特約はマンションから一戸建てへ住み替える際は特に知っておきたいサービスです。
代金が新居購入費を上回るということが少ないので、多くの方が特約を利用する形になるでしょう。
ただ、決して買い替えローンも無料というわけでなく、借りれば借りるほど返済額も高くなります。
特約が支払えずまた売却することになったということは避けたいので、まずは旧物件を高値で売ることを目指しましょう。
特約の支払いのほかにも、住み替えの場合は引っ越し代や新生活に必要なものの購入など、さまざまな費用が発生します。
一括査定サービスなどを使って出来るだけ高値で売り、少しでも資金に余裕を持たせたいですね!