分譲マンションの一室が高値で売れる要素に、角部屋であることが挙げられます。
騒音が抑えられて快適ですし、ベランダを利用する場合も気を遣わなくて済みます。
マンションの高層階には手が届かないけれど、低層階の角部屋なら買えるという方も多いので、リーズナブルに購入した部屋でも人気を獲得することができますよ!
この記事では、マンションの角部屋の種類や売却のポイント、メリットをしっかり伝えるための上手なPR方法について解説していきます!
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目次
高値売却しやすいマンションの角部屋の特徴
角部屋が好まれる理由は、まず風通しと日当たりの良さがあげられます。
上記のように、マンションの角部屋や隣に日当たりを遮られることがないので、良い日当たりを長時間保つことができます。
日当たりが良いと選択物が乾くといった実用的なメリットだけでなく、精神が安定するといった効果もあるとされており、査定の重要な指標のうちの1つです。
マンションの角部屋は方角が重要!
マンションの角部屋は売却時に有利ではありますが、どんなものでも高評価になるわけではありません。
このタイプは、バルコニーによって大きく以下の4種類にわかれます。
- 南東
- 南西
- 北東
- 北西
太陽は南に上り、朝~昼過ぎにかけて日当たりが良い部屋が好まれることを考えると、南東>南西>北東>北西の順に評価されます。
この傾向は中間(他の部屋の間)の部屋も同じ傾向にありますが、南東向きの角部屋であれば、更に価値は高まります。
一方、マンションによってはたまに北向きの部屋というものがありますが、これは角か中間かにかかわらず売却しにくいので、買取などの他施策も考慮しておきましょう。
マンションの角部屋が売却しやすい理由
マンションの角部屋は、他の部屋にくらべて以下のようなメリットがあります。
- 日照時間が長い
- 窓面が多く明るい
- 景観が良い・広い景色を見渡せる
- 風通しが良い
- 近隣トラブルが起こりにくい・災害時に中間部屋より安全
- 空間にゆとりがある
もちろん、全てのマンションでこのような状態であるわけではありません。設計上、角の方がゆとりがないケースも良くあります。
ただ、今では「マンションは角部屋に住むのが良い」というイメージが完全に定着しているので、中間部屋と大差がないような構造のマンションでも早く売却しやすいのは確かです。
他のマンションに比べて3%も売却価値は高い
同じ階の中間部屋に比べると、角部屋というだけで売却価値は3%高いと言われています。
首都圏であれば、マンション1室は1,000万円~3,000万円で売却される傾向にありますが、これが角部屋になると+30万円~90万円となります。
仲介手数料が売却額の3%+6万円なので、かかる費用をほぼ相殺できるというのは大きなメリットでしょう。
マンションの角部屋を高額売却するためには内覧時のアピールが重要!
角部屋は向きによって聞かれる質問が異なってきます。
例え南東向きの部屋であっても「日中はまぶしくないですか?」という少しネガティブな質問がよく飛んできます。
このときに大切なのは、実際の対策や知恵を教えてあげることです。
北向きの部屋でも、売却希望者が「冬は確かに寒いが市販の一般的なストーブがあれば大丈夫。逆に夏場は快適」というように、具体的な施策や逆にメリットを教えてあげると効果的です。
マンション売却が成立するかどうかは最終的に買い手の気持ち次第となるので、こうした売却希望者本人の対応も重要になります。
転勤者には特に風通しをPRすべし!
他県から引っ越してきた方の多くが気になるのが、マンションの風通しの良さでしょう。
高温多湿の気候にもかかわらず、窓がなく風通しの悪い物件というのは日本に多々あります。
厄介なのが、東京の物件が九州など西側の物件よりも暑いというケースも良くあるということです。構造によっても内部の温度が際限なく上がるので、どこに引っ越すにしても風通しのチェックは必要でしょう。
風通しの良さは実際に見せてあげるのがおすすめ
風通しの良さは内覧時に見せてあげるのが最も効果的です。
バルコニーから玄関横やキッチンの窓へ風が抜けている様子をしっかり見せることができれば、高額売却も夢ではありません。
特に以前、中間部屋に住んでいた方に対しては効果が高いでしょう。
もちろん、マンションやその他の不動産内覧で共通のポイントも、角部屋では重要になります。
一般的なポイントはこちらにまとめてあるので、参考にしてみてください!
ポータルサイト提携の業者に査定依頼をするのがおすすめ!
売却されているマンションは、不動産会社の自社ホームページに掲載されたり、折り込みチラシをポスティングしたりして宣伝します。
ここでおすすめなのが、SUUMOなどのポータルサイトに広告掲載をしている業者へ仲介を依頼することです。
買い手の多くはポータルサイトで売却中の物件を検索することが多いですが、こうしたサイトは条件に「角部屋」と入れて検索することができます。
ポータルサイトはこうした条件があるからこそ、掲載するとマッチした人に情報が届きやすいということです。
いくら質が高くても待っているだけでは売却されないので、販売方法も考えていきましょう。