サービス産業の発展がすすむ近年、都市部に新築タワーマンションの数が増えてきました。
狭い土地でかなりの人数を収容できるタワーマンションは一度住んでみたい憧れの物件でもあり、特に若い入居者があとをたちません。
しかし、やはりマンションということから結婚・出産などのタイミングで売却をする方も多いのが現状です。
タワーマンションは普通のマンションよりも高価に売却することが見込めますが、売るときのポイントやデメリットもあるので注意が必要です。
ここからは、そんな注意点を順に解説していきます!
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目次
タワーマンション売却の有利な点
タワーマンションをいざ売却するとなったとき、他の物件よりも有利な点はいくつもあります。
ただ、部屋の階数によっても特徴が違うので、まず全てのタワーマンションの部屋に共通するメリットを挙げていきます。
- 戸数が多いことから既に売りに出された事例を参考にしやすい
- 海外投資家からの人気が高い
- 耐震性に力を入れている
- ステータスを求める人から高い人気
ここからは、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
タワーマンションは売却シミュレーションがしやすい
マンションは戸建てに比べて部屋の形状が似通っており、特に同じ棟の他の部屋の事例はかなり参考になります。
タワーマンションは部屋数が桁違いに多いので、こうした参考事例が数多くあります。
そのため、個別に査定に出さなくてもどれくらいの期間で、いくらで売却できるかの検討が付きやすいです。
不動産売却は目標額に届くかどうか不安なものですが、タワーマンションの場合は売る側も安心ですよ!
中国の投資家を中心に大人気なタワーマンション
タワーマンションのメリットとして、国外からも購入希望者があらわれやすいという点もあげられます。
特に中国・台湾の投資家の間では今日本の物件購入ブームがきており、2020年までは都心部での引き合いがかなり多いと考えられます。
ただ、東京オリンピック後はこうした熱も一旦冷めると考えられていますし、国内では本格的な少子高齢化がおこりはじめ、不動産業が衰退していくとも言われています。
タワーマンションの売却を検討の方は、なるべく早く売りに出してしまうのも1つの手ですよ。
最新の耐震技術を使っているから安心!
タワーマンションは高層のため、地震や災害が不安という方も多いでしょうが、最新技術を駆使している分、むしろ低層の物件よりも安全です。
非常用の自家発電といったハイテク設備が導入されているところも多いので、ライフラインが止まってしまっても安心です。
タワーマンションは首都圏や名古屋、大阪といった大都市が中心ですが、これらはいずれも大型地震が予測されている地域です。
こうした意味でも、買い手は確実に確保できると思いますよ!
タワーマンション=ステータスの傾向は続く?
ヒルズ族といった言葉に代表されるように、若手の実業家がこぞってタワーマンションに住む時代が以前はありました。
現在ではその傾向はおさまったように見えますが、相変わらず港区、渋谷区などを中心に根強い人気があります。
大手のIT企業の社員などは今でも勤務地に近い、こうした物件にこぞって住んでおり、彼らの社交の場ともなっています。
タワーマンションは憧れの場所から実用的・現実的な住み家と変化しながらも、根強い人気を維持し続けています。
デメリットは競合の多さと維持費の高さ
前述の通り、同じ棟の部屋が売却されていることが多く、参考になるのはメリットですが、逆に競合が多いのはデメリットでしょう。
同時期に売りに出された部屋が自分の部屋よりも高層に位置する場合は、なかなか売れないので注意しましょう。
また、管理費が高くつくので、「いっそ一軒家を建てた方が安い」と考える方も多く、買い手がつきにくい可能性もあります。
また、1棟を売却する場合は、土地にくらべて建物の価値がかなり大きい分、築年数によって代金がガクッと落ちることも知っておきましょう。
タワーマンションの売却は太いパイプを持つ業者に頼むべし!
タワーマンションは全ての業者が扱えるものではなく、やはり格式や規模の大きさが重要になってきます。
中古の物件を売る際は、マンションのHPなどに記載している不動産会社(多くの場合、販売元)に依頼するのがベストでしょう。
企業側からすればタワーマンションの管理や販売は重要な利益源となっているので、安値で売却しがちだという評判が出回れば、この事業を取り上げられてしまうかもしれません。
そのため、繋がりの強い業者に依頼していくのがおすすめですよ!
これから競合が増える!早期売却を心がけよう
タワーマンションが最も多く新築されたのは2000年前後ですが、築20年ともなれば価値は低下し、どんどん売りに出されていくと考えられます。
逆にいえば、今から東京オリンピックまでの間が、最もタワーマンションを高額売却できるタイミングということです。
現在検討中の方は、事前準備を早期にすすめてなるべく早く売り出すことをおすすめしますよ!
また、一般的なマンション売却も十分適用できるので、こちらでまとめられているポイントも参考にして下さい!
・マンションの購入・売却で損をしないためのチェックリスト96選!