土地に限らず、不動産の売却をする際は誰しも「希望の価格で売りたい」「なるべく早く売りたい」と考えますよね。
しかし、それだけを考えていては、土地は一向に売れないかもしれません。自分の欲が強すぎるが故に、周りの環境が見えなくなってしまっているのが原因と考えられます。
さまざまな状況はあるかと思いますが、土地はとても高価なものですのでできるだけ満足・納得のいく売却をしてほしいものです。そのためには、あなた自身が余裕を持って売却活動をすることが大切です。
それが土地を売却しやすくするために重要なことです。今回は、土地の売却がしやすくなる方法を20個紹介します。できる範囲で参考にしてみてください。
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目次
- 1 土地の売却を有利にするコツを紹介!
- 1.1 1:売却動機は明確に
- 1.2 2:売却動機は購入希望に漏らさない
- 1.3 3:似ている土地の売却情報を調べよう
- 1.4 4:営業担当のスキルを見極めよう
- 1.5 5:専任媒介契約を結ぼう
- 1.6 6:11~2月がおすすめ
- 1.7 7:交渉の余地を残した価格設定にしよう
- 1.8 8:価格交渉時は感情的になってはいけない
- 1.9 9:境界線を定かにしよう
- 1.10 10:地質調査をおこなっておこう
- 1.11 11:売却に不利な条件でも伝えよう
- 1.12 12:買い手の希望買取時期・予算を知ろう
- 1.13 13:ここまでに売りたいという時期は決めない
- 1.14 14:他人の意見も汲み取ろう
- 1.15 15:買い手が土地を探す理由を知ろう
- 1.16 16:土地はきれいにしておく
- 1.17 17:自身の身なりに気をつかう
- 1.18 18:売却する土地のストロングポイントを洗い出す
- 1.19 19:契約内容は変更しない
- 2 20:複数の業者に査定依頼をしよう
土地の売却を有利にするコツを紹介!
土地はとても価値の高いものですよね。しかし、いざ土地を売却しようとした際に思うように売却できず、土地の新たな所有者が見つからなかった場合、その土地は価値のないものになってしまいます。
土地が売れないのには、土地自身に原因があるのではなく、売却活動に問題を抱えているのかもしれません。土地を価値あるものに蘇らせ、売却しやすくするためにはちょっとしたポイントをおさえるだけでできるかもしれません。
土地野の売却に困っている方は、ここで紹介するコツを実践してみてください!
1:売却動機は明確に
なぜ土地を売却したいのかという動機は、販売価格、時期、売却準備に大きく関わってきます。これは売却活動を進めていくうえでかなり影響してくるので非常に大切ですよ。
たとえば、「早く土地を売りたい」場合と、「高く土地を売りたい」場合では売却活動のプロセスは全く異なります。
あなた自身の売却プランが明確にならない限り、土地の売却はうまく進んでいかないので、まずはそれを明確にすることから始めましょう。
2:売却動機は購入希望に漏らさない
なぜ土地を売却したいのかという動機は、売却交渉の際に大きく影響してきます。あなたの土地に興味を持った人には絶対に売却動機を教えないようにしましょう。それを購入希望者に知られてしまうあなたに不利に働いてしまうことが考えられるからです。
たとえば、「転勤で引っ越すから売却を急いでいる」という売却の動機が購入希望者に知れてしまったら、その気持ちを逆手に取られて大幅な値下げ交渉を迫られてしまうかもしれませんよね。
もし売却理由を聞かれたら、「引っ越すことになった」と最小限の回答にとどめましょう。
しかし、ここでの注意点として、相手を不安にさせるようなことは言わないように心がけましょう。中には、その土地がいわくつきではないか心配で聞いてくる人もいるかもしれませんよね。その方に対して簡単な理由しか答えなかったらそれはそれで不自然な対応になってしまいますので気を付けましょう。
3:似ている土地の売却情報を調べよう
形や周辺の状況がいている土地の、過去の売却実績を不動産会社に共有してもらいましょう。広さや、周辺環境などで購入希望者のニーズが変わってくるので、そこを理解することであなたが売却したい土地に売却条件を決める材料にすることができますよ。
また、売却条件が似ている土地についても調べておくといいでしょう。価格設定が相場に対してどれくらいなのか、地質改善工事は必要なのかなど、購入希望者が気になる条件をみて参考にすると良いですよ。自分の売りたい土地に何か足りないものがあれば調べたりして、たしかな情報を付け加えるようにしましょう。
もし、会社として実績があまり無いようでしたら、その不動産会社に売却を依頼するのはやめましょう。
4:営業担当のスキルを見極めよう
土地に限らず、不動産売却の広告や販売の戦略は、営業担当者にすべて任されていることが多いです。そのため、その担当者の営業スキルや経験が売却が成功するかどうかに大きく関わってくるのです。売却任せる不動産会社を探す際は、実際に営業担当の方と話をして、見た目の印象や勤続年数、会話の内容から人柄を見極めるようにしましょう。
信頼できるサインとして、その担当者が役職者であったり、宅地建物取引士の資格を持っている場合は、経験やスキルに信頼がおけると言えるので参考にしてください。その営業担当者が信頼できる人かどうか判断することが大切です。
5:専任媒介契約を結ぼう
不動産会社に売却を依頼する場合は不動産会社と売買契約江尾結ぶ必要があります。この契約には、
- 一般媒介契約
- 専任媒介契約
- 専属専任媒介契約
の3種類があります。この契約形態によって不動産会社からの売却活動状況の報告頻度や、指定流通機構への登録義務などに違いがあるのです。その中でおすすめなのが「専任媒介契約」です。
専任媒介契約では、同時に複数の不動産会社と契約を結ぶことはできませんが、契約者のために優先的に売却活動をおこなってくれ、高い頻度で活動報告をおこなってくれます。専任媒介契約にはこのようなメリットがあるので売却に有利になることができるのです。
なお、契約期間が終わるとほかの不動産会社に依頼することができるので安心してください。
6:11~2月がおすすめ
不動産の売却シーズンは一般的に2~3月といわれているのですが、土地のみの場合は、建物の建築期間を考えて少し早めから売却活動をおこなうのが理想です。
2~3月は引っ越しシーズンなので不動産市場がとても活発になります。その時期は購入希望者の数も非常に多いですから1年の中で1番売りやすい時期です。
家の建築には2~6か月かかりますので土地の売却は少し早めに活動を開始することをおすすめします。
また、焦って売却するのではなく時間と心に余裕をもっていることで売却につながりやすくなりますのでそこも意識しましょう。
7:交渉の余地を残した価格設定にしよう
売り出し価格を決める際は、価格交渉の余地がある設定にしましょう。自分が希望する売却価格に上限と最低を決め、その間くらいの価格設定にしておくのがいいでしょう。
価格交渉は必ずあると考えておくべきです。その際に柔軟に対応できるよう、価格に最低価格と最高価格を決めておきましょう。また、売却の時期によっても価格を変える必要がある場合があるので、そのためにもなります。
8:価格交渉時は感情的になってはいけない
価格交渉の際は、ビジネスライクなマナーで対応しましょう。父からの相続だったり、長年お世話になった土地の場合はいろいろな思いが込み上げてくると思いますが、そこは我慢しましょう。
客観的に物事をとらえながら工法の話し合いをすることであなたにとってプラスの結果をもたらすことができますよ!ここは本当に気を付けたい部分です。
そのような交渉があるということは、少なくともあなたの土地に興味を持っているということですので、そこまでの努力を無駄にしないようにしましょうね。どうしても譲れない条件があったり、あなたを怒らせるようなことを言われた場合は何とも言えないですが、できるだけ紳士的に対応することを心がけましょう。
9:境界線を定かにしよう
土地の境界はあいまいになりやすいです。あなたが手放す土地は、隣接している方と仲良しで土地の境界があいまいでもトラブルはなかったかもしれませんが、新しい栃尾の所有者はどうでしょう。
まだ近所との関係ができあがっていないですし、それがきっかけでトラブルになってしまうかもしれません。そうするとあなたにも責任があると言われても言い返せませんよね。
もし、土地の境界があいまいな場合は、トラブル回避のためにっ明確にしておくようにしましょう。民間の土地調査士や、法務局に依頼することで土地の境界を調べることができますよ。
調べてみると、いままで思っていた境界と違っていたというケースもあるので1度調べておくことをおすすめします。
境界が明確なことで、土地情報の信頼性が上がりますよ!
10:地質調査をおこなっておこう
あなたが売却しようとしている土地の地質状況を把握していますか?もし把握していないのであれば、1度調べておいた方が良いかもしれません。
購入者が居住用に買った場合、土地の状態が悪く、まずは地質改良が必要になってしまうということもあります。そのような情報が購入者に伝わっていなかった場合は、あなたの責任が問われてしまいます。これもまたトラブルになってしまうので、回避したいところです。
またこのことについても、明確な情報があれば売却に有利になりますのでぜひ確かな情報として提供することをおすすめします。
11:売却に不利な条件でも伝えよう
自分のわかる限りは、売却に不利になりそうなことでも土地に関する情報は提供しましょう。こうすることであなたの責任は最低限に押さえることができます。それに、後々のトラブルを未然に防ぐことができます。
先にいったように、境界があいまいなことや、地質の改良が必要なことを先に伝えておくことであなたに対する信頼が生まれますよ。
あとから「実はこんな欠陥がある」と伝えても良いことは全くないので、先にすべて伝えておきましょう。
12:買い手の希望買取時期・予算を知ろう
買い手がどの時期に買取りたいのか知っておくことも、土地を売りやすくするために大切です。もし、その購入希望者の買取希望時期を把握して、あなたの売却条件と一致しているのであれば、その希望を実現するために動いてあげましょう。
購入希望者の条件をかなえることも売却時には有利に働くことがありますので、それも知っておいてください。
また、購入希望者の予算を把握しておく必要もあります。それを早い段階で知ることで、その購入希望者があなたが売りに出している土地を購入する力があるかどうかわかりますよ。もし。大幅な値下げ交渉をおこなってくる人がいた場合は、早めに断りを入れるようにしましょう。
そうすることで、次の購入希望者を探す時間を増やすことができますよ。土地をうまく売却するためにはそのような判断も必要です。
13:ここまでに売りたいという時期は決めない
あなた自身が土地を売るリミットは設けないようにしましょう。「ここまでには売りたい!」と売却期限を決めてしまうと、不要なストレスを感じることになります。また、「早く売却しないと」と焦っているときに価格交渉が入った場合、あなたに不利な条件をのむことになりかねません。たとえそれで売却が成立しても、本来の希望売却価格とはかけ離れた金額になってしまうかもしれませんよ。
土地に限ったことではないですが、不動産の売却は心と時間に余裕を持ちたいものです。
14:他人の意見も汲み取ろう
不動産売却時の失敗で、他人の言葉に耳を傾けずに自分の固定観念のみを信用してしまうということがあります。
あなたが売却予定の土地に対する意見は、いいことも悪いことも真摯に受け止めましょう。あなたの周りの方に正直な意見を聞くこともいい方法ですよ。
それらの意見に耳を傾けることで、あなたが売り出す土地の売却条件を見直すことができ、売却に有利な情報を作成することができるようになりますよ!
15:買い手が土地を探す理由を知ろう
買い手のニーズを知ることであなたがやるべきことは見えてきます。たとえば、購入希望者が「引っ越しのために売却を急いでいる」ということを知ることができれば、あなたはその方のリミットまでに売却を完了させるために動くことができますよね。
また、急いでいるのに、なかなか希望の条件に合った土地が見つからないようで、あなたの土地を気に入っている購入希望者がいた場合は、あなたの希望を上回る金額で売却することができるかもしれませんよ。
以上の理由から、売却希望者が土地を購入したい理由を知ることは、あなたの売却活動を有利にするうえで大切なのです。
16:土地はきれいにしておく
土地の購入希望者が見学に訪れた際、その土地に雑草が生い茂っていたらあまり良い印象ではないですよね。購入希望者が「いいな」と思うように土地の清掃をしておきましょう。
また、土地が汚い状態で見学になってしまったら、あなた自身の信用もなくなってしまいますので注意が必要です。「この人から土地を購入して大丈夫かな」と思われないように気を付けましょう。
17:自身の身なりに気をつかう
これも購入希望者が土地の見学に訪れた際の注意点なのですが、その際はあなたの身なりにも気を使いましょう。
髪がぼさぼさでヒゲが生えっぱなしの人はあまり印象が良くないですよね。また、服が部屋着でも同じ印象です。購入検討者が見学に訪れた際は、相手を不安にさせないために身なり・服装に気を使いましょう。
反対に、好印象を与えることで売却に有利になることも考えられますよ。
18:売却する土地のストロングポイントを洗い出す
土地の地質が良い、水道管が共有のじゃないので工事の際は融通が利くなどのような土地の強みを洗い出し、それを売却活動でうまくアピールしましょう。土地の魅力的な点は、購入希望者も必ず気になりますので、できるだけ強みを見つけることも、土地を売るために大切です。
- 南向きの土地(道路が南側にある)
- 地質の状態が良好
- 水道管が専用で引いてある
- 境界が明確になっている
などは、アピールポイントに使えますので参考にしてください。
また、土地の周辺環境に関する強みも挙げておくといいですよ。
- 近くに大きな道路が走っている
- 街の中心地まで近い
- 近所に学校也公園などの施設が充実している
などは、土地周辺の環境として、購入検討者も気になる部分ですので先に洗い出しておきましょう。
19:契約内容は変更しない
めでたく契約が成立した場合は、どうしても仕方のない場合は除いて、契約内容変更してはいけません。
たとえば、「引き渡し時期を早くして」と購入者に言われ、契約とは異なる日程で引き渡してしまうと、契約違反といわれてしまうかもしれません。もし勝手にその申し出に応じてしまうと、契約自体が白紙に戻ってしまうかもしれません。そうなるとまた売却活動を始めなければなりませんし、それまでの時間が無駄になってしまいます。
万が一、契約内容に変更を加える場合は、不動産会社に相談して、書面にて契約の変更をおこないましょう。
20:複数の業者に査定依頼をしよう
ここまで土地を売却しやすくするためのコツを紹介してきましたがいかがでしたか?
土地を有利に売却するためには、とても多くのポイントがありました。すべて意識できるのが理想ではありますが、できる範囲で意識するようにしてみてください。
最後に、売却を依頼する不動産会社を決める際は、不動産一括査定サービスを使って複数の業者に査定依頼を出すようにしましょう。
そうすることで不動産会社を比較することができ、あなたが信頼できる不動産会社を見つけることができますよ。これから土地の売却を考えているかたはぜひ参考にしてください!