家の購入は、住宅ローンを組まなければ難しいですよね。
さて、住宅ローンについてなんとなく知っているけど、仕組みについては詳しく知らないという方は多いのではないでしょうか。そこで今回は住宅ローンの仕組みを解説していきますので参考にしてください!
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目次
住宅ローンの仕組み
住宅ローンは、金融機関が取り扱っている商品の一つです。住宅を購入する人向けにお金を貸し出すから利に、「利子をもらいますよ」というような商品の形態となっています。
住宅ローンを扱う金融機関が、家を購入する人に3000万円というような大きなお金を融資できるのは、購入した家を担保にして貸し出しをおこなうためです。万が一住宅ローンの返済が滞ってしまった場合は、担保に入れた家を売却してお金を金融機関に返済することになります。
家の売却は家の持ち主がするのではなく、金融機関の意思でおこなうことができます。この権利のことを抵当権といいます。
抵当権についてはこちらで詳しく紹介しているので参考にしてください。
→抵当権のついた不動産でも売却できる?
原則、借り入れたお金は毎月決まった額を返済していき、決められた返済期間内に完済するのが決まりとなっています。住宅ローンを組むことができるのは融資を受ける本人が住宅の購入をする場合に限られています。
金利の仕組み
金利タイプには固定型・変動型といったものが存在します。どちらを選ぶかによって返済額が変わったり、返済期間が変わったりするので確認が必要です。
ではその利率はいつ決まるのでしょうか。
金利はいつ決定する?
金融機関のホームページや店頭で金利の表示がありますが、金利は日々変動しています。実際に適用される金利はどの時点で決定するのでしょうか。
- 住宅ローンの申し込みをした日「申し込み時金利」
- 融資が実行された日の「実行時金利」
以上のどちらかのタイミングで金利は決まります。多くの金融機関で住宅ローンの金利は実行時金利が適用されています。申し込み時金利は、財形住宅融資の申し込み当初の5年間や、そのほか少数の金融機関で適用されています。
あなたが借入先に考えている記入機関ではどちらの対民で金利を決めているかは、実際に問い合わせて確認してみるか、店頭に足を運んでみてください!
金利は基本的に毎月1日に更新されます。しかし、1日が休日の場合は更新日が直近の平日になったりすることもあるので注意しましょう。また、月の途中で金利の変更が起こる金融機関もあります。
金利タイプは3つ!
住宅ローンの金利には「変動金利」「全期間固定金利」「一定期間固定金利」の3種類から選択することになります。選択する金利タイプによって返済期間や総返済額が変わるので、どの金利タイプにするかは慎重に検討しましょう。
住宅ローンを申し込む前に、シミュレーションにて完済までの期間や総返済額、利息について把握しておくと便利ですよ!
全期間固定金利
全期間固定金利は借り入れ開始から完済まで、金利が一定の返済プランとなっています。
金利が変動でないので完済するまでの総支払額や、毎月の返済額が明確になります。それゆえ家計管理がしやすくなるのが全期間固定金利の特徴となっています。子供が生まれたばかりだとか、進学にお金が必要な時が出てくると思います。その際に全期間固定金利であると先の見通しが立てやすく便利ですよ!
ただ、固定金利は変動金利に比べて金利が高く設定されています。金利の変動による返済額上昇のリスクがない分、また返済額を一定にしてもらっている分金利が高くなると考えましょう。
基本的には変動金利で返済したほうが総返済額を安く抑えることができます。
変動金利
変動金利は半年ごとに世の中の金利状況に応じて適用金利の見直しがされる仕組みの金利タイプです。金利の見直しは半年に1度ですが、返済額の見直しは5か月に一度と定められています。
変動金利では、急に金利が上昇することがありますので、支払いが厳しくなってしまう月が出てくるかもしれないリスクがあります。たとえば、金利と元金合わせて毎月10万円支払っていても、金利が上昇した場合は金利だけで10万円を超えてしまうことがあります。
変動金利はお金に余裕のある方や早く完済したいという方におすすめの金利タイプです。
一定期間固定金利
一定期間固定金利は、10年、20年のように決めた期間内は金利が固定になるという仕組みの金利タイプです。固定金利が終了すると、その先に返済プランを固定金利か変動金利か選ぶことができます。
固定期間終了後の金利はその期間が終わったときの金利が適用されます。その際の金利次第で返済プランを決めるのでそれをメリットといっていいのかデメリットというべきか難しいところです。
その時の金利が低ければ変動金利でいいでしょうし、もし高ければ固定金利を選ぶということになります。
住宅ローンは借りた金額に上乗せして返済する!
紹介してきたように、住宅ローンは金融機関に対して利息を足してお金を返済していく形となっています。借りるお金以上の金額を返さなければならないのですが、家を一括で購入できるほどのお金を持っている人はほんのひと握りの人たちだけですよね。
一般の方は金融機関に頼るしかないので、それが商品として成り立っているのです。紹介したような返済プランのどれを選ぶかによって、総返済額が変わってくるので、自分の経済状況や将来のことを考えて決定しましょう!