不動産を少しでも高く売る7つのコツ

家の交渉

家・マンション・土地は、人生で所有する最も価値ある財産の一つです。

売却価格が数%安くなるだけで、百万円単位で損してしまうケースもあります。

そのため不動産を売却する際には、少しでも高く売るためにあらゆる対策を練っておかなければなりません。

このページでは不動産をできる限り高く売るための7つのコツを紹介しています。

これから初めて不動産を売却するという方は、ぜひ参考にして満足のいく金額で売るようにしてください。

※本ページにはPRが含まれます。

1、あらかじめ売却価格の相場を調べておこう!

不動産の査定を依頼する前に、あらかじめ売却価格の相場を調べておくことが大切です。

不動産を売却する際には、まず不動産会社へ査定を依頼します。

しかし相場を何も知らずに依頼をしては、不動産会社が提示する査定額が信頼できるかどうかも分かりません。

自分が希望する売却価格が相場からかけ離れている可能性もあるので、あらかじめ売却価格の相場を調べておくことが大切なのです。

不動産査定の計算方法を知っておこう

不動産を査定する方法は、事例比較法・原価法・収益還元法の3種類です。

個人で査定するなら、事例比較法を用いて計算するのが一番簡単ですが、ほかの査定方法も知っておいた方がいいでしょう。

不動産査定の計算方法を知っておけば、不動産会社からの説明も理解しやすいからです。

不動産査定の方法はこちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

不動産査定の計算方法を初めての方にも分かりやすく解説!

2、買い手は複数の選択肢から選ぶようにしよう!

不動産を売却する際には、買い手がつくかどうか不安なものです。

だからといって、最初に選んでくれた買い手に決めるのは得策ではありません。

少なくとも2~3以上から買い手を選べる状態にしておきましょう。

買い手の候補が増えれば、買い手同士で価格の競争が始まるため、売却価格はどんどん高くなっていきます。

逆に買い手の候補が一人しかいない状態では、足元を見られて安く買いたたかれてしまうからです。

そのため不動産会社を選ぶ際にも、なるべく多くの買い手を引っ張ってこれる会社に仲介を依頼しなければなりません。

不動産会社との媒介契約の種類に注意しよう!

また不動産会社に仲介を依頼する際には、媒介契約の種類に注意しましょう。

媒介契約とは不動産の売買契約が成立するために、不動産会社がどのような仲介業務を行うか定める契約です。

媒介契約には3種類あり、それぞれ以下のように契約内容が異なります。

  • 専属専任媒介契約
  • 専任媒介契約
  • 一般媒介契約

早く売却したいのであれば(専属)専任媒介契約を、広く買い手を募集したいなら一般媒介契約がおすすめです。

媒介契約に関する詳しい解説はこちらの記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。

不動産会社の一般媒介と専任媒介の違いとは?

3、不動産を売却する理由はなるべく教えないようにしよう!

買い手との交渉が始まる時点で、不動産を売却する理由を相手に知られないようにしましょう。

たとえば「まとまった資金が必要だからなるべく早く売りたい」という場合、買い手に知られては交渉を長引かされて、不利な条件で契約せざる得ない状況に追い込まれてしまいます。

逆に買い手が不動産を欲しがる理由を知ることができれば、向こうの要望に応えつつ、交渉を有利に進めることができます。

特別な事情がない限り、交渉で不利になる不動産を売却する理由は、買い手にも仲介する不動産会社にも教えない方が得策です。

仲介する不動産会社は、あなただけでなく買い手の味方でもあることを忘れてはいけません。

不動産の状況は説明しなければ瑕疵担保責任違反になる

売却する理由を買い手に教えなくても交渉は進めることができますが、不動産の状況は細かく伝えておかなければ瑕疵担保責任違反になるのでご注意ください。

不動産を売却する際には、不動産の価値に関わる情報はすべて買い手に公表しなければなりません。

設備の故障や外壁の傷など、買い手に教えないまま契約を結んだとしても、発覚すれば契約解除となり、賠償責任も問われかねません。

こちらが不利になる情報であっても、売主には瑕疵を説明する責任があるのです。

4、内覧は積極的に対応しよう!

不動産の情報を市場に公開すると、内覧の問い合わせがあります。

自分が住んでいる家を他人に見せるのは嬉しいことではありませんが、内覧には積極的に応じるようにしましょう。

買い手としても不動産の現在の状況が分からなければ、なかなか買おうとは決意しにくいものです。

売却するまでの我慢と思って、内覧の依頼があった際には積極的に対応しましょう。

内覧は見栄えを良くするのが大切!

内覧の際にはなるべき見栄えを良くしておきましょう。

部屋を綺麗にしておくのはもちろん、水回りの掃除や匂い対策も忘れてはいけません。

この不動産を購入することで、素敵な生活を送ることができるとイメージでるように、なるべく見栄えを良くしていくことが大切です。

内覧の時点で業者に依頼してハウスクリーニングまでする必要はないですが、個人でできる限りのことは済ませておきましょう。

土地は整地まで済ませておくとベスト

土地を売却する際には、土地の整地まで終わらせておくことができればベストです。

整地されているかどうかで、売却価格に大きく影響を与えることもあるので、なるべく良い印象を与えられるように整地まで済ませておきましょう。

また土地の上に建物があると、売却価格から解体費用が差し引かれてしまうケースもあります。

放置している建物がある方は、費用の安い解体業者を見つけて、あらかじめ撤去しておいた方がいいでしょう。

5、引き渡すまで空き家にしない方が価値は下がりにくい

不動産を売却する際には、引き渡すまで住み続けた方が価値は下がりにくいです。

とくに一戸建ての家は、空き家になってしまうと老朽化が進んでしまいます。

空き家だと買い手に与える印象も良くないので、引き渡すまで引っ越しは待っておきましょう。

不動産の売却は査定を依頼してから、大体3カ月から半年の間で引き渡しまで終わらせることができます。

6、買い手との交渉は慎重&根気強く進めていこう

不動産の売買は最終的に売主と買主が納得した金額で契約が結ばれます。

買い手が最初提示してくる希望価格は、おそらくあなたの希望よりもかなり低い金額になるでしょう。

しかし希望金額の届かないからと、すぐに交渉を終わらせるのではなく、根気強く交渉を進めていくことも大切です。

買い手としても不動産の購入は人生で最も大きな買い物の一つです。

売主の要望だけがすべて通る売買はありえないので、向こうの要望を聞きながら納得のいく落としどころを探すことが大切です。

7、相談しやすい不動産会社に依頼しよう

不動産の売却には3カ月から半年かかり、不動産会社と相談して決めなければならないことはたくさんあります。

そのためあなたの要望を伝えやすい不動産会社に依頼することが大切です。

また担当者と実際に話してみて、信頼できる相手でなければ円滑に手続きを進めていくことはできません。

不動産の売却は担当者個人の力量が左右する割合が多いものです。

大手でも地域密着型の不動産会社でも、優秀なセールスマンは良い条件で買い手を見つけてくれますが、優秀でないセールスマンはいつまで経っても成約することはできません。

不動産会社を選ぶ際には、信頼できる担当者かどうかも重要なポイントです。

不動産一括査定サイトで比較すると便利

複数の不動産会社から選びたいという方は、不動産一括査定サイトを活用しましょう。

不動産一括査定サイトでは、登録している不動産会社へ一括で査定を依頼できるので、簡単に複数の不動産会社を比較することができます。

少しでも査定額の高い不動産会社へ依頼したいという方も、一括査定サイトを利用して比較することをおすすめします。