土地などの不動産は売却の時期や条件によって、値段や売却期間に大きな違いが出てきます。土地はとても高額なものですから、売却時期を間違えると大きな損をしてしまうかもしれません。
今回は、土の売却に関するおすすめの時期と条件を紹介していきますので参考にしてください!
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目次
土地売却の季節は11月~3月がおすすめ
家やマンションなどの売却季節としておすすめなのは2~3月と言われています。不動産の市場は、春の引っ越しシーズンのすこし前の時期に活発になるのです。なので、家やマンションは2~3月がおすすめです。
しかし、土地は11月~2月がおすすめです。なぜかというと、家を建てるのに2~6か月が必要になるからです。4月から新しい家に住むことを考えると、建築の期間を考慮すると11月から2月がいいかと思われます。
しかし、財産として土地を購入しようと考えて居る方も多くいるので、土地に関しては明確に〇月がいいとは言い切れないというのが正直なところです。
強いて言うのであれば、不動産市場や、建築期間を考えて、11月~3月がおすすめということになります。
売却活動は3ヶ月前から始めよう
土地の売却期間には3ヶ月ほどかかると想定しておきましょう。そのため、あなたが売却したいと考えている時期の3か月前から売却活動を始めることが理想的ですよ!
土地などの不動産は焦って売却活動をしてしまうと、思うように売却まで行くことができず値段が落ちてしまう傾向があります。これを「売り急ぎ」と呼びます。そのため、売却開始時期は余裕をもって3ヶ月取るようにするのが好ましいのです。
注意していただきたいのは、4月を過ぎると不動産市場はピタリと止まってしまうということです。ですので、4月を過ぎて売却活動をしないようにしましょう。この時期は、なかなか売ることができずに値段を下げざるを得ないことになってしまいますので注意が必要です。
9月もおすすめの季節
実は9月もおすすめの時期なのです。先にあげた時期よりおすすめ度は下がりますが、9月は社会人の転勤シーズンということでねらい目の時期なのです。
9月は転勤シーズンと呼ばれるほど社会人の移動が多い時期なので不動産市場が活発になります。この時期を狙うのであれば、売却活動開始は6月頃にしましょう。
ここまで市場目線で売却時期の選定をしてきました。しかし、市場の動きが必ずしもあなたの都合に合わせてくれるというわけではないですよね。
そこでここからは自分にとってベストな売却時期の決め方について紹介します!
所有期間は5年以上がおすすめ
なぜ5年以上の所有期間での売却がおすすめなのかというと、売却に際して支払う税金が安くなるためです。
土地をはじめ、不動産の売却をして譲渡所得が発生すると所得税と住民税を支払わなければなりません。その税率が、土地の所有期間によって変わるのです。
以下が税率を表した表になります。
所有期間 | 所得税 | 住民税 |
---|---|---|
5年以下 | 30% | 9% |
5年以上 | 15% | 5% |
ここで注意しなくてはならないのは、所有期間は購入した日から5年ではなく、1月1日が基準になります。要は、購入から何回1月1日を過ごしたかが土地の保有期間となるのです。
ここを勘違いして5年以下の税率が当てはまってしまってはもったいないですので注意しましょう。
節税を考えても、土地の保有期間は5年以上での売却がおすすめです。
税金の計算方法
5年以上の保有期間で売却となった場合は長期譲渡所得、5年以下の場合は短期譲渡所得というように税率が分けられます。
譲渡所得の計算方法は、売却価格-(取得費+売却費用)となります。これで計算したときにプラスになった場合に、算出した額に対応した税率がかけられます。取得費とは、土地を購入した際にかかった費用のことを言います。
これらのことを考えると、5年以上の保有を過ぎた時期に売却するのがいいタイミングであるのです。
土地の売却で特別控除って使えるの?
不動産売却で3000万円の特別控除というのを聞いたことがある方は多いと思います。特別控除は、取得費と売却費用のほかに3000万円を売却価格からマイナスすることができるので、この控除が適応されるとほとんどの場合で税金がかからなくて済むのです。
「この控除って土地も適応されるの?」という方、残念ですが土地は特別控除の適応外となります。この控除は、居住用の財産を売却した場合にしか適用できないのです。
土地売却は計画的におこなおう!
土地売却におすすめの季節や時期を紹介してきましたがいかがでしたか?
ベストな時期は、人々の生活に変化がある時期と保有期間が5年以上という条件が重なったときと言えます。その時期に売却するためには、3ヶ月前から計画的に売却活動を始める必要があります。
あなた自身が売却したい時期に向けて、少しずつ準備を始めて見てはいかがでしょうか。
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