不動産の査定・売却にはどれくらいの期間が必要?早く売る5つのコツ!

不動産の査定自体は1~2時間程度で終わりますが、法務局での手続きなど必要なため、正式な査定書を作成するには1~2週間程度かかってしまいます。

また売却までには、一般的に査定を依頼してから3~6カ月程度かかると考えておきましょう。

しかしスムーズに手続きが進まなければ、売却までに1年以上かかることもあります。

不動産の売却が長引いてしまうと、維持費を払い続けなければならず、損をしまうので注意しましょう。

そこでこのページでは、不動産の査定・売却までにかかる期間と、少しでも早く終わらせるコツを紹介していきます。

まずは査定にかかる期間をもっと詳しく解説していきます。

※本ページにはPRが含まれます。

簡易査定なら1時間、訪問査定なら1週間程度かかる

簡易(机上)査定とは、依頼主からの不動産情報をもとに行われる査定です。

過去、または現在売り出されている似た条件の不動産の販売価格を参考に、3カ月以内に売れるであろう価格で査定します。

簡易査定なら現地調査を行わないため、依頼してから1時間程度で査定額を算出することができます。

簡易査定のもっと詳しい解説はこちらから
不動産の簡易(机上)審査とは?査定額はどうやって決まる?

訪問査定とは担当者が現地へ赴いて、実際に不動産の内外を調べて行われる査定です。

査定自体は1~2時間程度で終わりますが、正式な査定書を作成するのであれば、法務局での調査も必要となるので、1週間程度かかってしまいます。

また不動産の立地条件によっては、査定にはさらに時間がかかることもあります。

売却を検討しているならまずは簡易審査から!

不動産の売却を検討している段階なのであれば、まずは簡易査定を依頼することから始めましょう。

簡易査定であればネットで申し込むことができ、申し込んだ日のうちに査定額を知ることができます。

また不動産会社に連絡先を知られたくないという方は、匿名で査定できるサイトもあるのでおすすめです。

匿名査定サイトはこちらの記事で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
不動産を匿名で査定する方法!匿名で査定できるおすすめサイト!

不動産の売却には3~6カ月程度かかるのが一般的

不動産を売却する際には、まず査定を行って売り出し価格を決めてから、買主を探し始めます。

買主を探すには1~3カ月程度かかり、そこから買主との交渉や引き渡しの準備を行うため、すべての手続きが終わるまで3~6カ月程度かかるのが一般的です。

不動産売却のスケジュールを立てる際には、最低でも半年間はかかると見積もっておきましょう。

不動産を売却するまでの詳しい流れはこちらの記事で解説しています。
不動産売却の流れ(査定・媒介契約・引き渡し)

売却するまでに時間がかかる不動産とは?

  • 遠隔地にある不動産
  • 農地・山林
  • 売り出し価格が高すぎる

上記の条件に1つでも当てはまる不動産は、売却するまでに時間がかかる可能性が高いです。

急いで処分したいときには、売り出し価格をかなり低く設定しなければならないでしょう。

ここからは売却までに時間がかかる理由と、解決策を解説していきます。

遠隔地にある不動産の場合

人里離れた遠隔地にある不動産は、買主がなかなか見つからないので売却に時間がかかってしまいます。

土地面積が広く立地条件が良かったとしても、買主が見つからなければ売り出し価格を下げるしかありません。

今後レジャー施設の誘致や公的事業の参入などがありそうなら、売らずに持っておくのもいいでしょう。

農地・山林を売却する場合

農地は法律によって保護されており、勝手に売買することはできません。

農地は基本的に農家や農業参入者しか売ることができず、農業協会からの許可が必要です。

特定の基準を満たしておけば、農地以外の土地に転用して売却することも出来ますが、準備をするだけでも時間がかかってしまいます。

また山林を売却する際にも、面積の測定や周囲の土地との環境確定が必要なので、査定だけでも時間がかかります。

売却を検討している方は、早めに準備を始めることが大切です。

売り出し価格が高すぎる場合

人気の高いエリアの不動産でも、売り出し価格が高ければ当然買い手はつきません。

また相場的に妥当な値段だったとしても、買主が見つからなければ売却できないので、値下げを検討する必要もあります。

3カ月以上待っても買主が見つからないのであれば、何かしらの対策を練った方がいいでしょう。

ここからは不動産を早く売るための、5つのコツを解説していきます。

なるべく早く不動産を売りたい方、なかなか売れずに困っている方はぜひ参考にしてください。

早く不動産を売るためのコツ

専属専任媒介契約を結ぶ

契約種類 レインズへの登録 他社との契約
専属専任契約 5日以内 ×
専任媒介契約 7日以内 自分で見つけた買主のみ契約可
一般媒介契約 登録義務なし

不動産会社との契約は3種類あります。

その中でも専属専任契約であれば、買主が早く見つかる可能性が高いです。

不動産を早く売却する際には、とにかく指定流通機構(レインズ)へ登録してもらい、他の不動産会社へ情報共有してもらうことが大切です。

紹介する不動産会社が増えれば、それだけ買主が見つかるチャンスが増えるからです。

専属専任媒介契約の場合、契約した不動産会社を通してしか不動産を売買することはできませんが、5日以内にレインズへ登録することが法律で義務付けられています。

少しでも早く不動産を売りたいのであれば、専属専任媒介契約を結ぶことをおすすめします。

必要書類をあらかじめ提出しておく

不動産を売買する際には、さまざまな書類が必要になります。

中には用意するのに時間がかかる書類もあるので、早めに準備しておきましょう。

また不動産の詳しい情報が記載された書類などは、早めに不動産会社へ渡しておけば、買主にも説明しやすくなるので手続きがスムーズになります。

不動産の売買に必要な書類はこちらの記事で詳しく解説しています。
不動産査定に必要な書類と取得方法のまとめ

内覧には積極的に応じる

買主の中には不動産を内覧して検討したいという方も多いです。

もちろん断ることも出来ますが、早く買い手を見つけたいのであれば、積極的に内覧には応じてあげましょう。

また現在暮らしている不動産を売却するのであれば、少しでも綺麗に見せるために工夫することも大切です。

土地を売るのであれば、整地を済ませておくなど、買主からの印象が良くなるよう配慮があるといいでしょう。

売り出し価格を抑えておく

手っ取り早く不動産を売りたいのであれば、はじめから売り出し価格を抑えておくいいでしょう。

一般的に最初に設定した売り出し価格のまま、買主との交渉が締結するのかなり珍しく、大半は交渉の末にいくらか値引きをされます。

そのため最初から売り出し価格を抑えておき、値下げなしで契約したいと不動産会社に伝えておくのもありです。

売れ残っている期間に発生する固定資産税などの維持費のことも考えて、売り出し価格を設定するようにしましょう。

不動産会社を変えてみる

売れ残る原因が不動産会社にあると感じるのであれば、不動産会社を変えてみるのもありです。

不動産会社との媒介契約は3カ月ごとの更新となっており、更新のタイミングで他社に乗り換えることができます。

要望になかなか応えてくれないときや、買主を見つけるのに時間がかかっているときには、不動産会社の乗り換えも検討していいでしょう。

不動産一括査定サイトを活用する

不動産を早く売りたいのであれば、不動産一括査定サイトがおすすめです。

一軒一軒不動産会社へ依頼するのは、手間がかかり大変です。

一括査定サイトであれば、一度申し込み情報を登録すれば、加盟している不動産会社へ同時に査定を依頼することができます。

最短で最も査定額の高い不動産会社を選ぶことができるので、早く、高く売りたいという方におすすめです。

もちろん無料で査定を依頼できるので、まずは売り出し価格の相場を知りたいという方も、不動産一括サイトを利用してみるといいでしょう。